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現代写真研究所

2026入江ゼミ写真展

 入江ゼミは2009年に発足し、2012年より毎年写真展を開催してまいりました。「昭和の記憶」「多摩川風土記」「平和への願い」「非戦の誓い」「共生」などのテーマを通して、写真の力を追求してきました。
おかげさまで回を重ねるごとに経験を積み、撮影への情熱を持ち続けております。
事象の多様な一瞬を切り取り、洞察の眼を鍛えながらシャッターを押してきました。折々に表現の難しさに直面することも多くありましたが、思い描く表現の到達点には、なお距離があるのかもしれません。この一年の歩みがどのような全体像を結んだのか、ぜひ作品をじっくりとご覧いただき、ご感想をお寄せいただけましたら幸いです。
いま、最大の環境破壊ともいえる「戦争」の火種が世界に広がっています。そのような時代だからこそ、写真の果たす役割はますます大きくなっていると感じています。視野を広げ、見続け、記録し続けることを、これからも追求してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

2026入江ゼミ展「共生」 写真面 縦.jpg

個々の作品は撮影者の著作物です。

 

許可のない複製・転用を禁止します。
©2026iriezemi.All Rights Reserved

 

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A1パネル制作

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展示会場

展示会場

講評は尾辻弥寿雄さんにしていただきました

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出品者

入江進  伊藤亨  岸本剛紀  清水和雄
須永純子 齋藤トモ子 中西勝彦 名倉忠義

川地素睿 稲月絹子 榎本佳恭

 

写真をクリックして拡大してご覧ください。

『冬の気配』  入江 進

晩秋の乗鞍高原。夜明け前の沼に、月の光がひとすじ落ちていた。岸辺では、落ち葉や枝を抱き込んだ薄氷が静かに広がり始めている。やがて水面に現れたのは、凍りゆく水が描いた繊細な結晶。冬の訪れを告げる、静かな自然の造形だった。

撮影地:長野県 乗鞍高原

『居残り遺産』  伊藤 亨

壊すことになっているという区の方針。サンプラザと中野区役所跡地周辺の活用が最後のピースで使い勝手のよい空間にするという。多くの人が思い出を語るサンプラザは、世代を超えて親しまれてきた場所だ。再開発の波に飲み込まれて、消えてしまうのはあまりにも惜しい。「文化遺産」としてその姿をとどめておけというのは、もう無理難題なのか?

撮影地:中野区駅前

私の『東京暮色ーチャリンコが行くー』  岸本 剛紀

ストリートスナップなるものに興味を持ち、生まれ育った下町で撮っています。撮った写真を見返してみると、実によく自転車が写り込んでいる。意識して撮っているわけでもないのに、自転車ばかり!「よほど自転車が好きなんですね?」と言われたこともありましたが、そんなことはありません。ただ、気がつくといつもそこにあるだけなのです。

ここまでする? 清水 和雄

電車から見た異様な光景に目を疑った。県外の不動産会社が宅地開発をしていたはずが、突然ソーラーパネルがでたらめに設置され始め、2024年12月27日から運転が開始された。「固定価格買取制度に基づく再生可能エネルギー発電事業の認定発電設備」の掲示が掲げられている。

撮影地:神奈川県 横須賀市

スローライフ  須永 純子

私の息子夫婦は、2017年、4匹の子猫とのスローライフを那須町で始めました。室内猫のため、東日本大震災にも耐えた広い庭付きの古い2階建ての家へ、2022年に転居。庭や小鳥の声、空に浮かぶ雲は猫たちへのごほうびでした。「実家に帰るつもりで、いつでも来てね!」。その言葉に甘えて通った10年。ありがとう!

撮影地:福島県 南相馬市

パナマ運河82㎞、通行料は6千万円? 齋藤 とも子

大西洋と太平洋を結ぶパナマ運河は、3ヶ所の閘門と湖を含む全長約82キロを、およそ9時間かけて通過する。利用すれば航路は約1万5千キロも短縮でき、年間約1万4千隻、約2億トンの貨物が行き交う。およそ1万人に支えられる「水のエレベーター」の仕組みと、水路ぎりぎりの通過はスリル満点!

明治、大正、昭和が生きる町 中西勝彦

わが故郷は歴史ある谷中。谷中霊園の中ほどには、昭和32年に焼失したが、幸田露伴の小説『五重塔』で知られる塔があった静かな寺町だ。いつしか外国人にも日本人にも観光地として知られるようになった。昔ながらの商店街は観光客向けの店へと様変わりしたが、町では今も歴史ある景観を守ろうとする取り組みが続いている。

撮影地:東京都 谷中

伊豆の貌  名倉 忠義

城ヶ崎海岸は、大室山や小室山の噴火によって形成された溶岩海岸である。波に削られた岩肌や柱状節理は、日本列島の成り立ちを今に伝える大地の記憶。白く砕ける波と黒々とした岩の対比が、荒々しさの中に静かな美しさを際立たせ、自然の驚異と悠久の時間を感じさせる。

撮影地:静岡県 伊東市 城ヶ崎海岸

ふるさと景 川地 素睿

太平洋に両手を広げたような長い海岸線、山地率90%近い南国。それがふるさと土佐・高知だ。雨も多く、野菜や果物は豊富。何より酒と魚、そして熱い人情がある。今年1月、高校の同窓会に参加し、後期高齢者となった仲間たちと酒を酌み交わし、熱く語り合った。そんな思いを胸に高知市周辺を歩いた。

茶の行方 稲月 絹子

狭山茶は、江戸時代の開発をきっかけに本格的に栽培されるようになった。甘みをたたえた濃厚な味わいが、その大きな魅力である。しかし近年は、宅地開発や後継者不足に加え、東日本大震災やコロナ禍による需要の落ち込みも重なり、茶畑は少しずつ姿を消している。かつて一面に広がっていた緑の景色を思うと、どこか寂しさを覚える。

撮影地:埼玉県 狭山市

実りの学び 榎本 佳恭

子どもたちは地域の方々の温かな協力に支えられ、田植えや稲刈りを体験する。泥だらけになって苗を植え、鎌を手に稲を刈る中で、米作りの苦労や自然の恵みの尊さを身をもって学ぶ、心に残る貴重な授業となっている。

撮影地:三鷹市 ほたるの里

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